「オタク趣味に奔りやすいのは、ふつう女性よりも男性の方である」と一般的に思われていましたが、最近はそんなこともなく、女性の男性化に伴って、趣味に熱くなる女性も増えてきました。たとえば、電車マニア用語である“撮り鉄”、“乗り鉄”、“聞き鉄”などのジャンルには多くの女性が参入しており、とある種類の新幹線が役目を終えるニュースのときには、多くの電車マニアの女性が、涙ながらに新幹線に手を振っているのが映っていました。本格的な一眼レフを構えている女性も多く、小さな子供や高齢の方も混じっていました。もはや電車マニアという領域も、老若男女全般に広く行きわたっているようです。 これまで人々は、オタクであること、マニアであることを世間に隠しながら、こっそり趣味に打ち込んでいた感があります。が、最近では、堂々と自分のマニアックな趣味を披露する人が増えているようです。 牧原則之さんの歌の一節に、『“好きなものは好き“と言える気持ち抱きしめてたい』というものがありますが、まさにその通りで、「マイナーな趣味だから変に思われないだろうか」「オタクだ、マニアだと思われるのが怖い」と恐れて、周囲の近しい人たちにも趣味を隠し続けるのではなく、自信をもって暴露してしまえばいいのだ、と思います。もしかしたら、お隣にいる人が自分と同じ趣味を持っているかもしれません。そうなれば、会話も弾みますし、人の輪が広がると思います。 若い女性が歴史マニアであったり、電車マニアであったりすることは、まったく恥ずべきことではないと思うのです。